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「ドパガキ」って知っていますか?

最近、SNSでよく見かけるようになった**「ドパガキ」**という言葉。

初めて聞いた方は、

「なんだそれ?」

と思いますよね(笑)

ドパガキとは、一般的に**「ドーパミン中毒のガキ」**を略したネットスラング。

TikTokやYouTube Shorts、Instagramのリール、ゲームなど、短時間で次々と刺激を得られるコンテンツをずっと見てしまう状態を、自虐的・冗談っぽく表す言葉として使われています。

2026年9月にはITmediaでも取り上げられるなど、最近注目されている言葉です。

もちろん、「ドパガキ」は医学的な診断名ではありません。

そして「ドーパミンが出る=悪い」というわけでもありません。

ただ、塾の先生という立場から見ると、この言葉にはちょっと気になるところがあります。

それが、

「ショート動画と勉強の集中力」

の関係です。


目次

こんなこと、ありませんか?

ちょっと想像してみてください。

「勉強する前に5分だけTikTok見よう」

↓

面白い動画が流れてくる。

↓

次の動画も見る。

↓

「あと1本だけ……」

↓

気づいたら30分経っている。

……ありませんか?(笑)

TikTokやYouTube Shortsなどのショート動画は、指を1回動かすだけで、数秒〜数十秒ごとに新しい動画が出てきます。

つまらなければすぐスワイプ。

面白ければ見る。

そしてまた次へ。

つまり、

「次!次!次!」

と、短い時間で次々と刺激が切り替わる環境になっています。


一方、勉強は正反対です

数学の問題を想像してみましょう。

問題を見る。

↓

分からない。

↓

もう一度考える。

↓

公式を思い出す。

↓

計算してみる。

↓

間違える。

↓

もう一度考える。

↓

やっと解けた!

この「やっと解けた!」まで、10分、20分かかることもあります。

つまり、

ショート動画は「すぐ楽しい」

のに対して、

勉強は「しばらく頑張った後に楽しい」

という大きな違いがあります。


ショート動画を見すぎると集中力がなくなる?

ここは少し注意が必要です。

「ショート動画を見たら脳が壊れる」

「ドーパミンが出すぎて勉強できなくなる」

という単純な話ではありません。

ただ、大学生1,047人を対象にした研究では、短尺動画への依存傾向と学業の先延ばしに関連が見られ、その関係に注意をコントロールする力が関わっていることが報告されています。

2026年に発表された別の研究でも、短尺動画への依存傾向が強い人ほど、自分で感じている注意コントロールが低いという関連が報告されています。

ただし、こうした研究の多くは大学生を対象としたもので、

「ショート動画を見れば必ず集中力が低下する」

と断定できるわけではありません。

それでも、

短い刺激を次々と切り替える時間

と、

一つの問題をじっくり考える勉強

では、求められる集中の仕方が大きく違うことは意識しておきたいところです。


Uruma生におすすめしたいルール

だからといって、

「TikTok禁止!」
「YouTube禁止!」
「スマホ没収!」

とする必要はないと思っています。

今の中学生・高校生にとって、スマホやSNSは生活の一部です。

大切なのは、

使わないことではなく、使うタイミングを決めること。

特におすすめしたいのが、

「勉強を始める前にはショート動画を見ない」

というルールです。

例えば、

「19時から勉強するなら、18時30分からTikTok・Shortsは見ない」

これだけでもOK。

そして、

勉強が終わった後に見る。

スマホを完全に禁止するより、こちらの方が現実的です。


「5分だけ」が一番危ないかも?

ショート動画のすごいところは、

「30分見よう」

と思って見る人より、

「5分だけ見よう」

と思って見始める人の方が多いことかもしれません。

勉強でも同じです。

集中力を上げようとするより、

集中できる環境を先に作ってしまう。

スマホを机の上に置かない。

通知を切る。

勉強前にショート動画を開かない。

こうした小さな工夫の方が、「集中しろ!」と気合いを入れるより効果的なことがあります。


もしかしたら大人も「ドパガキ」?

ここまで中学生・高校生の話として書いてきましたが、実はこれ、大人も他人事ではないかもしれません。

恥ずかしながら、葉っぱ先生も最近はYouTubeを倍速で見ることが増えました。

それだけではなく、昔なら最後まで普通に見ていたような動画でも、途中で「ちょっと長いな……」と感じて、最後まで見ずにやめてしまうことも増えた気がします。

「昔より、じっくり一つの動画を見るのが苦手になっているかも?」

と、この記事を書きながら自分自身も少し反省しました(笑)

バスに乗ったらスマホ。

待ち時間にもスマホ。

寝る前にもスマホ。

YouTubeは倍速。

テレビを見ながらSNS。

こう考えると、「ドパガキ」は決して子どもだけの話ではないのかもしれません。

だからこそ、生徒たちに一方的に「スマホを見るな!」と言うのではなく、

大人も子どもも、スマホやSNSとどう付き合うかを考えることが大切

なのだと思います。

今日勉強する人は、ぜひ一度、
「勉強前のショート動画なし」
を試してみてください!

意外と集中しやすくなるかもしれませんよ。

そして……

この記事をここまで最後まで読めたあなたは、たぶんドパガキではありません!笑

少なくとも、この記事を最後まで読む集中力はあります👏
ちなみに葉っぱ先生も無事ここまで書き切れたので、まだギリギリ大丈夫そうです(笑)

参考文献

  • Tmedia「ドパガキ」に関する解説記事
  • Frontiers / PubMed掲載の短尺動画と学業先延ばしに関する研究
  • Springer掲載の短尺動画依存と注意制御に関する研究
この記事を書いた人:学習塾ウルマ 赤道校責任者 大曲

学習塾Uruma赤道校責任者の大曲です。具志川中・高江洲中・美里中・具志川東中を中心に、定期テスト対策・高校入試対策・学習習慣づくりをサポートしています。生徒が前向きに勉強できる環境づくりを大切にしています。

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